青森県八戸市内の水産加工工場にて、三菱電機製SLU型のR22冷凍機4台を対象に、冷凍機油とオイルフィルターの交換を行いました。
今回は故障後の修理ではなく、長期間使用している冷凍機の経年劣化対策と予防保全を目的とした整備です。
冷凍機油には、圧縮機内部の部品を潤滑し、摩耗を抑える役割があります。オイルフィルターは、油に混入した汚れや異物を取り除き、圧縮機内部を保護するための部品です。
油の劣化やフィルターの詰まりが進むと、摩耗、異音、温度上昇などが生じ、圧縮機の故障につながる可能性があります。ただし、影響の程度は機器の状態や運転状況によって異なるため、点検結果を踏まえて交換時期を判断することが大切です。
▼既存の冷凍機油を抜き取る作業
作業前に各冷凍機の状態を確認し、安全に配慮して運転を停止しました。その後、既存の冷凍機油を抜き取り、オイルフィルターを交換して、新しい冷凍機油を充填しました。
▼抜き取った冷凍機油 新油はうっすら紫がかった透明な色です。
▼オイルフィルター交換作業
作業は4名で行い、2日間かけて4台を施工しました。交換後は作業箇所に漏れがないことを確認し、試運転を実施。4台とも正常に運転することを確認して、作業を完了しました。
▼交換後はしっかり真空引きを行い、バルブを操作しフロンガスを機内に入れて漏洩点検を行います。
R22冷媒はすでに生産が終了しており、R22を使用する冷凍機には、製造から長期間経過している機種が多くあります。機種や部品によっては交換部品の生産終了や在庫減少が進み、故障時に必要な部品をすぐに入手できない場合があります。
ただし、R22冷凍機がすぐに使用できなくなるわけではありません。機種や部品によって供給状況は異なります。設備の状態を確認しながら点検や油交換などの整備を続ける方法と、将来の更新を計画的に検討する方法があります。
冷凍機油とオイルフィルターの交換は、冷凍設備を長く安定して使用するための予防保全の一つです。
宮澤冷凍サービスでは、八戸市および周辺地域における冷凍機の点検、油交換、修理、更新のご相談に対応しています。現在の設備を整備しながら使用するか、更新を検討するか迷っている場合も、設備の状態を確認したうえで対応を検討いたします。


